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府中市郷土の森博物館で「梅まつり」 初の謎解きゲームも

ライトに照らされた幻想的な梅園(昨年の様子)

ライトに照らされた幻想的な梅園(昨年の様子)

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 府中市郷土の森博物館(府中市南町6、TEL 042-368-7921)が現在、夜間ライトアップや謎解きイベントなど多彩な催しを行う「郷土の森 梅まつり」を開催している。

天文・自然・歴史など多彩な展示が楽しめる「謎解きゲーム」

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 同館は東京ドーム3個分の敷地に早咲きから遅咲きまで約120種1300本の梅を育てている。広報の柏さんは「太宰府天満宮から寄贈された紅白梅の『太宰府の梅』など早咲きの梅は既に見頃を迎えた。当館で7割を占める中咲きの梅も暖冬の影響か開花が進んでいる」と話す。

 毎年人気のイベントは「5日間限定 梅の夜間ライトアップ」。園内南側にある大階段上や平右衛門広場の梅園、復元建築物の旧府中町役場と裏の梅園を180個のライトで照らしたり竹明かりをともしたりする。2月23日~25日、3月2日・3日の20時まで(最終入場は19時30分、荒天中止)。23日は本館前芝生広場で「ボランティアによる星空観望会」も開く(18時30分~20時、雨天・曇天は中止)。2月24日は旧田中家住宅で「ホームムービーの日上映会 昭和の府中にタイムスリップ」を開催し、8ミリフィルム所蔵者と学芸員が映像を解説する。昼の部(14時~16時)は入退場自由、夜の部(17時~18時30分)は定員40人で、16時から整理券を配布する。

 「天文×梅まつり 謎解きゲーム『宇宙のタネを追いかけて』」も初開催。園内の梅や展示物を見学しながら2次元コードを読み取り、謎解きに挑戦する。比較的平たんな場所を巡る入門コース「新人調査員キット」は300円(グループ参加可)。園内全域を巡る上級コース「上級調査員キット」は500円(1人1キット)。参加者はスマートフォンやタブレットなどインターネット接続できる端末を持参し、通信料を負担する。園内やすらぎ亭1階で毎日10時~15時(最終ゴール16時)に受け付ける。

 日本梅の会の大坪孝之会長と梅園を散策しながら梅の雑学や品種について解説を聞く「梅の木散歩」(21日・26日、13時30分~15時)や、展示解説員と復元古民家を巡りながら説明を聞く「古民家探検ツアー」(毎土曜、13時~14時)も行う。

 期間中は園内各所で猿回し・糸操り人形・あめ細工・べっこうあめなどの大道芸や職人芸の披露、武蔵国府太鼓の演奏も行う。野だて茶会(600円)や特別呈茶(各日先着20人は梅ようかん呈茶500円、終了後は通常呈茶400円)の提供、オリジナル梅製品や「ハケ上団子」の販売も行う。

 柏さんは「2年前に植えた大ぶりのしだれ梅がきっと美しい景色を見せてくれると思う。梅香る当館で春の訪れを楽しんでほしい」と呼びかける。

 開館時間は9時~17時(最終入館は16時)。期間中無休。入館料は、一般=300円、中学生以下=150円、4歳未満無料。3月3日まで。博物館本館は改修工事のため休館中。

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