調布市で「だるチャンのおうち」(調布市深大寺元町5、TEL 042-444-7880)を運営する主婦グループ「だるチャンプロデュース」が3月19日、絵本「だるチャン」を出版する。
2004(平成16)年に貴山圭子さんが主宰する小学生のボディーパーカッション教室のTシャツを作る過程で、子どもたちの絵から生まれた「だるチャン」。「布」と「だるま」をかけ合わせたオリジナルの「ちょう布だるま」など手作りだるまグッズ商品の販売やだるまゲームやだるま作りワークショップなど展開している。
同書は、貴山さんの高校時代の同級生の娘で、「おべんとばこさんこんにちは」(マイクロマガジン社)や「ぽわぽわもりのおかいもの」(世界文化社)などの作品を執筆した絵本作家のかとーゆーこさんが絵を描き、物語は貴山さんと同グループが「『だるチャンの足』『だるチャンの笑顔』が世界中みんなを笑顔にする」ことをテーマに書いた。表紙には、「ちょう布だるま」が描かれ、神代植物公園や深大寺など調布市内の風景も登場する。
貴山さんは「足が大事であることを同居の義母の介護を通して痛感。足のあるだるチャンのように、毎日、思い切り笑えたら元気でいられることを皆さんにも広めたいと思った。『足があるだるまさんは元気にどこへでも行ける!』『ニコニコ笑顔がかわいい』と人気のだるチャンの絵本を通してお知らせできたら」と話す。
価格は880円。だるチャンのおうち、そばごちそう門前(深大寺元町5)で扱うほか、調布市の図書館や幼稚園・保育園、施設に寄贈する。