調布市「深大にぎわいの里」のすし店「27-TUNA-（ツナ）深大寺店」（調布市深大寺元町1、TEL 042-426-9805）が3月7日、テイクアウト専門店から全面イートインの店にリニューアルした。

「27-TUNA-（ツナ）深大寺店」店長の羽二生一随さん

　マグロを中心とした海鮮のテイクアウト専門店として、2020年7月に創業した同店。すし、海鮮丼、刺し身などを用意し、コロナ禍のテイクアウト需要も背景に多くの客が訪れる店となった。「できるだけ作りたてを食べてほしい」と店先に小さなイートインコーナーは設けていたが、テイクアウト需要が落ち着いてきたこのタイミングでテイクアウト専門から全面イートインへのリニューアルを決めた。

　リニューアルに当たり、1年前からすし職人の羽二生一随さんが経営に参加。子どもの頃からすし職人に憧れて調理師学校を卒業後、すし店で経験を積んでいた羽二生さんを中心に店のリニューアルを進め、新店の店長として運営や調理も担う。看板メニューの魚介類は千葉県銚子港から直送してもらい、マグロは羽二生さん自ら豊洲市場に出向いて状態を確認して仕入れる。シャリには赤酢を使い、「本格江戸前すし」を提供する店として再出発する。

　店舗面積は約8坪で、テーブル16席を用意。家族で食卓を囲める大きめのテーブルも配し、木材のぬくもりを感じる落ち着いた清潔感ある店内に仕上げた。

　ランチメニューは、「握り7貫盛り合わせ」（1,340円）、「まぐろだけ丼」（2,280円）、「特製あら汁」（250円）などを用意。ディナータイムには、すしのほか、「お造り」（800円～）、「旬菜と海藻の湯葉巻きサラダ」（750円）、「自家製締めさば炙（あぶ）り」（800円）など、酒に合う料理も用意する。すしに合う日本酒、ビール、ワインも取りそろえ、テイクアウトにも対応する。

　羽二生さんは「この街に溶け込み、普段の生活の中で『すしを食べるなら27』と思ってもらえる店にできれば」と話す。

　営業時間は10時～22時。