eスポーツに特化した設備を完備する施設「JAPANNEXT BANQUET(ジャパンネクストバンクエット)」(調布市菊野台1、TEL 070-9202-1403)が5月14日、調布市柴崎駅近くにグランドオープンした。
eスポーツ施設「JAPANNEXT BANQUET」を運営する山本元気さん(右)とスタッフの皆さん
「柴崎から初のプロゲーマーを」をコンセプトにeスポーツに必要な環境を提供する同店。オーナーの佐保田豊太さんが、かつて多くの人が訪れる市場だった場所に再び人々のにぎわいを取り戻したいと、オリンピック種目に採用される可能性が高いとされ、子どもも大人も楽しめるeスポーツに着目。以前近隣に住み、ゲームの大会などにも出場経験があり、現在eスポーツ企業を経営する山本元気さんが施設の運営を手がけ、同店を開いた。
店舗面積は約200平方メートルで、eスポーツの振興に積極的な企業から協賛を受け、ゲーミングパソコンとモニター11台、85インチの大型モニター2台、壁掛けの40インチモニター3台を設置し、最新のゲーミングチェアやコントローラーも用意。10ギガの超高速通信環境を完備し、ネット配信用の専用ブースも設置して、eスポーツに特化した環境を提供する。
平日はeスポーツスクールを開講し、マインクラフトを通じて楽しく遊びながら英語でのコミュニケーション能力向上を目的とした「マインクラフト英会話」や、eスポーツに必要なスキルや知識を元プロゲーマーが総合的に指導する「プロゲーマー養成コース」を用意。プロゲーマーたちのビジネス経験の場としても位置づける。週末には、ゲーム対戦会、Vtuberのオフラインイベント、ファンミーティング、プロゲーマーが参戦するゲーム体験会などのイベントを開催する。
店内にはカフェバーエリアも併設して16席を用意。平日はワンドリンクの注文で、施設を自由に利用できるようにした。メニューはコーヒー、紅茶、ジュースなどのドリンク(350円~)のほか、クロワッサンのワッフル「クロッフル」(580円)などのスイーツや、ビール、酎ハイなどのアルコール(500円~)も取りそろえる。ゲームをしない人々でも利用でき、地域の人々の憩いの場も目指す。
山本さんは「eスポーツは、年齢、性別、身体能力を問わず、誰でも何歳からでも挑戦することができるのが魅力。最高の設備を用意しているので、地域の方々が利用するのはもちろん、チーム活動の合宿や世界大会の開催など、全国レベルで有名な施設にできれば」と話す。
営業時間は10時~22時。月曜定休。