「人の行動を変える『ナッジ』と 『コミュニティデザイン』について学ぼうセミナー」が10月3日、調布市文化会館たづくり(住所)8階映像シアターとZoomで開催される。
狛江駅高架下連絡通路で、人が集い、時間を過ごしたくなるよう設置された本棚
主催する調布地域情報化推進協議会は「市民団体の活動が活発になれば街も元気になる」と考え、情報発信スキルの向上やデジタル技術を用いた市民団体の課題の解決について協議を続けている。
同セミナーでは、狛江市企画財政部未来戦略室長・狛江まちみらいラボのチーフディレクター務める銀林悠さんと狛江市市民生活部納税課管理係長・狛江市ナッジ・ラボのリーダーを務める田所究さんを講師に迎え、地方自治体で活用が広がりつつある「ナッジ」について紹介する。併せて、狛江市が抱える課題を解決するために行った「コミュニティーデザイン」の事例についても説明。
ナッジとは人間の意思決定や行動に関する科学的知見に基づき、望ましい行動を促す手法の一つで、人々の選択を制約せず自由な選択を尊重しつつ、自分や社会にとってより良い選択を自発的にとれるように促すもの。
同協議会の代表を務める、電気通信大学名誉教授の三木哲也さんは「『ナッジ』の手法は様々な場面で活用できる。行政の方だけでなく、『イベントにより多くの方に参加してもらいたい』『会員を増やしたい』などの課題を抱える市民団体のみなさまにもヒントを得ることができると思うので、ぜひ受講していただければ」と話す。
18時開場、18時30分開会。無料。申し込みは同協議会ウェブサイトで受け付ける。