ロボットプログラミング「VEX Robotics(ヴェックスロボティクス)」の競技会「Chofu Cup(ちょうふカップ) 2024」が10月6日、調布市立北ノ台小学校体育館(調布市深大寺北町2)で開催される。主催は青少年STEM教育振興会(神奈川県川崎市)。
VEX Roboticsの競技会「Chofu Cup 2024」で司会進行するランディーさん
VEXロボティクスは、世界60カ国以上、約110万人のユーザーがいるアメリカで開発されたSTEM教育教材。毎年異なるミッションが発表され、ミッションに応じたロボットを組み立て、プログラミングし、トライアンドエラーを繰り返すプロセスを通じて自ら問題を解決する力の習得を目的としている。海外ではクラブ活動として取り組む子どもも多く、一年の締めくくりとなる世界大会を目指し、各地で競技会が開催されている。
調布市内では、VEXロボティクスを活用したSTEM教育の普及を目指す「青少年STEM教育振興会」理事で、同市内在住の松澤聡比古さんの声がけで集まったチーム、初代「Red Bisons(レッドバイソンズ)」が6年連続で日本代表となり、世界大会にも出場。昨シーズンで活動を卒業し、現在はこれまでの活躍を受け継ぐ小学生チームが活動を続けている。
同市内での認知が広まってきたことを受け、昨年11月、活動の拠点である同校で、市内で初めての競技会を開き14組が参加した。2回目となる今回は、「世界につながっているVEXロボティクスの世界観を感じてほしい」と、同団体特別理事でインターナショナルスクールを運営する「EDURE LCA(エデューレエルシーエー)」(神奈川県相模原市)のウォーリングスフォード・ランドルさんが世界大会同様、英語で司会進行する。現在20チーム程度が参加する予定。
会場には、競技会を見学しながらVEXロボティクスを体験できるよう、ロボットプログラミング体験会も行う。
松澤さんは「参加者の多くは英語を話せない子どもたち。世界大会のような雰囲気の中で、VEXロボティクスの競技と英語に挑む様子を見て、何かを感じてもらえれば」と期待を込める。
開催時間は12時45分~16時。体験会は要事前申し込み。競技会の見学は自由。