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調布の美術館で「芸大生だった作家たちの半世紀」を表現する展覧会

朝生ゆりこさんの作品

朝生ゆりこさんの作品

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 東京アートミュージアム(調布市仙川町1、TEL 03-3305-8686)で10月5日、「半世紀後の問い-1975 年東京藝術大学油画入学生25人の今-」が始まる。

有森正さんの作品

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 作家の佐川晃司さんが1975(昭和50)年に東京芸術大学油画科に入学した同窓生へ呼びかけて実現した同展。彼らの50年間の軌跡を展示するとともに、その一断面を現代社会に示す試み。芸大生だった当時に抱いていた課題を半世紀でどのように昇華させたか、今改めての「問い」として具現化するという。

 実行委員の菊池敏直さんは「制作や生活などあらゆる場面で20世紀モダニズムを意識せざるを得なかった最終世代の表現者たちが、ありがちな『造形形式の枠』を取り去った作品を展示することで、彼らの多岐にわたる志向と手法を表す。作品を通して、その時代の一つの世代観を示す試みでもある」と話す。

 出展作家は以下の25人。赤塚祐二さん、朝生ゆりこさん、有森正さん、飯室一さん、大寺博さん、大矢隆子さん、川俣正さん、菊池敏直さん、貴堂静栄さん、黒田きさ江さん、小山利枝子さん、佐川晃司さん、鈴木勉さん、千崎千恵夫さん、滝宣子さん、田中睦治さん、東原均さん、中澤英明さん、中嶋均さん、長谷川健司さん、保科豊巳さん、前田伸子さん、南はるみさん、森敏美さん、渡辺哲之さん。

 道路を挟んだ向かい側のプラザギャラリーでも、関連展示を同時開催する。

 開館時間は11時~18時30分(入館は18時まで)。月曜~水曜休館。入館料は、一般=500円、大学生・高校生=400円、小中学生=300円。12月22日まで。

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