調布市商工会が3月27日、調布市内のオンラインショップを紹介するウェブサイトを公開した。

　同商工会は事業者支援や地域産業の活性化を担う、同市内最大の団体。今回公開したページではオンラインショップの認知拡大を図るとともに、多くの商品が店頭でも購入可能で、市民が実物を確認した上で地方発送したい土産品や贈答品などの需要に応え、掲載店の売り上げ増に貢献することを目指す。

　同市では2022年から「返礼付きふるさと納税」事業を展開しており、商工会との連携により出品事業者が増加。「楽天ふるさと納税」などポータルサイトの拡充も進み、寄付件数は2024年4月～12月期には前年同期比で約3倍となった。

　併せて、同商工会はふるさと納税の返礼品開発を目的とした補助金制度も実施。返礼品に登録する物品は地方発送の必要があるため、オンラインシショップを行う事業者を取りまとめ、助成金の活用を促進することで、ふるさと納税への出品につなげたい考え。

　同商工会の商業部会長・相田英俊さんは「このページを多くの市民の方にご覧いただき、土産や贈答品の購入につながれば。掲載店はふるさと納税に出品可能な事業者が多いので、補助金の活用によって出品数の拡大につながれば」と期待する。