新島村商工会(新島村)は「新島・式根島観光産業活性化」の一環で11月15日・16日、調布在勤・在住者を対象にした新島・式根島を自然観察するモニターツアーを行った。
同企画は新島、式根島の空の玄関口である調布飛行場(調布市西町)が立地する調布市に在勤・在住の市民に、同空港から飛行時間約30分(式根島まではさらに連絡船で10分)の同島の自然を体験してもらい、モニターとしての意見を同島の観光振興に役立てる目的で行われた。
当日は、調布飛行場から朝8時30分に離陸した飛行機に搭乗し、9時に新島に到着した後、同島内をバスで観光した。世界的なサーフィンの大会も行われる羽伏浦海岸や伊豆半島・富士山を一望できる富士見峠展望台などを訪れた後、式根島へ渡り同島の自然観察ウオークで島内の観光スポットを徒歩で巡った。自由時間では日本の秘湯のひとつである「地鉈温泉」にも入浴した。
今回のツアーには、都心に勤める調布在住者や調布の地域活性化のためのNPO法人、調布市観光協会のメンバーも参加し、15日夜に式根島で行われた意見交換会では同島の観光の活性化について率直な意見のやり取りが行われた。
参加した地域活性化のNPO法人に勤務する女性(28)は「小型飛行機に乗ること自体がとても楽しく、さらに30分で大自然の地にたどり着くのが魅力的。ガイドツアーも適度な運動量と、知識豊富な話が楽しかった。また、おいしいお店や珍しい魚の食べ方など地元ならではの話がたくさん聞けたり、帰路の相談などができ心強かった。調布近隣の方には日ごろの疲れを癒す身近な場所になりそう」と期待を寄せた。