調布市の深大寺(調布市深大寺元町5)と周辺のそば店では年末年始の営業時間が発表され、「ゲゲゲ」の効果も踏まえた年末年始を迎える準備が進んでいる。
深大寺周辺はNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で舞台になったことから、今年は観光客が増加した。世相を映した言葉を選ぶ「2010ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)で「ゲゲゲの~」が大賞に選ばれるなど市内でも盛り上りを見せていることから、周辺のそば店では例年よりも多くそばを準備し、年末年始の観光客増加に備えている。
深大寺そば組合の中でも古参の「松葉茶屋」では約20年にわたり、年末年始は深夜営業を行っている。4年前に一度だけ中断したが、徹夜で待ち続けた来店客がいたことから深夜営業を再開した。例年、生そばの持ち帰りと店内での飲食は約800~1,000食を1日で完売するが、今年は昨年より25%増を目標に準備している。31日は翌3時30分まで、元旦は8時30分から営業を行う。
店主の石川さんは「毎年同じ席で新年を迎えるお客さまも、今年初めて訪れる方も深大寺の雰囲気を存分に楽しんでほしい。初日の出を見ることができる席もあるので、そばを食べながらゆっくりと温かい飲み物を飲んで過ごしてもらえれば」と話す。