調布・深大寺の楽焼店に「卯土鈴」並ぶ-年末年始に向けて

深大寺参道の楽焼店「むさし野深大寺窯」の店頭に並ぶ色とりどりの「卯(うさぎ)」の土鈴

深大寺参道の楽焼店「むさし野深大寺窯」の店頭に並ぶ色とりどりの「卯(うさぎ)」の土鈴

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 深大寺参道の楽焼店「むさし野深大寺窯」(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-7441)の店頭に、来年の干支(えと)である「卯(うさぎ)」をかたどった土鈴(どれい)が並び、参拝の記念や年末年始の縁起物として買い求める人が増えている。

手作業で絵付けされる「卯(うさぎ)」の土鈴

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 1957(昭和32)年の創業以来、毎年、干支にちなんだ土鈴を製作販売している同店。元型の製作から色付けまで全て手作業で行い、昔ながらの素朴な音と手描きの温もりある絵柄が特徴。正月には同寺境内でもお守りやお札とともに授与される。

 卯土鈴は10種類の型にそれぞれ7~8色の柄が付けられ、特大サイズは26種類の色や模様がある。干支の土鈴の中でも卯はピンク色など華やかなものが多く、女性や子どもに人気が高い。同店職人によると、「年内はかわいらしいデザインのものがよく買われ、年が明けると福を意識したおめでたい絵柄が多く出る」という。

 今年はNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で深大寺の知名度が上がり、遠方から訪れる人も多い。新潟から来て商品を見ていた女性は「ドラマのファンで関東に在学中の娘たちが案内してくれた。境内は思った以上に広くて紅葉も美しく良い所だった。卯の土鈴は素朴でかわいい」と話す。同店二代目の馬場良太郎さんも「今年はドラマのおかげでいつもより参拝客が多く来店者も増えている。みんなに福が訪れるように心を込めて作りたい」と話す。

 営業時間は9時~17時。小卯土鈴(600円)、卯土鈴(800円)、特大卯土鈴(4000円)。干支全種の土鈴も販売する。

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