調布市市民活動支援センター(調布市国領町2)で3月13日、市民交流事業「えんがわフェスタ2011」が行われる。
同フェスタは同センター開設を記念して2006年から始まったもので、今年のテーマは「無縁社会をこわす」。「有縁の社会を生み出すことでどう変わっていけるのか。また、変えていけるのか」を課題に、現状を知ることと併せて地域でのアクションを考え解決を目指す。
分科会の一つ「生きる希望」では、過去13年間にわたり3万を超える自殺の現状と、その周囲の家族や友人の問題を取り上げ、弁護士と専門家のパネルディスカッションから「自死」がなくなる社会になるために始まっている取り組みを紹介する。
そのほか、「パパ・ママ応援!一緒に楽しむうたと絵本とバルーンアート」「サザエさんに学ぶ幸せな『住まい方』」「コミュニティビジネスで無縁社会は壊せるか」をテーマにした分科会も用意する。オープニングセッションでは問題提起を、クロージングセッションでは全体を通してのメッセージ発信を行う予定。
運営委員会の一人で「サザエさんに学ぶ幸せな『住まい方』」を担当する小林さんは「日曜日のたそがれ時に茶の間を『ほっこり』させてきたテレビ番組『サザエさん』の磯野家の暮らしの中から、無縁社会に直面している現代の家族をハッピーにするヒントが見つかれば」と話す。
開催時間は10時~17時。入場無料。事前の申し込みが必要。各分科会で開催時間、定員数は異なる。問い合わせは市民活動支援センター(TEL 042-443-1220)まで。