調布の京王線飛田給駅(調布市飛田給1)の北口ロータリー周辺で緑色の桜が開花し、駅利用者など市民の目を楽しませている。
同駅は2001年、東京スタジアム(現・味の素スタジアム)の開業に合わせて駅舎と周辺地域の整備が行われた。その際、駅前ロータリーから旧甲州街道までの約100メートルにわたり道の両側に緑色の桜16本が植えられた。
市役所道路管理課によると、この桜は「ギョイコウ」という品種で、高貴な貴族の衣装である御衣黄に似た花の色が特徴。例年、ソメイヨシノより2週間ほど遅れて開花し、やや濃淡のある緑色の八重咲きで、次第に中心部から赤みを帯び、散り際には筋状に赤くなる。
桜を見に来た女性は「珍しい緑色の桜を並木で見ることはなかなかないので毎年楽しみにしている」と話していた。
見頃は4月下旬ごろまで。