調布市内で7月28日~30日、福島第一原発事故の影響で、屋外で安心して過ごすことができない福島のサッカー少年を調布に招いて、元気にのびのびと練習や試合を行ってもらおうと「調布発!サッカーで福島の子どもたちに元気を」プロジェクトが実施された。
調布少年サッカーチームとの交流試合のようす。果敢に攻める岩瀬FC(関連画像)
福島県須賀川市の「岩瀬FC」に所属する小学5年生・6年生(26人)と引率者(4人)の計30人を招待し、西部地域福祉センターに宿泊。FC東京選手との交流会や調布の少年サッカーチームとの親善試合、バーベキューなどを実施。深大寺観光も行い、住職の講話や名物の「深大寺そば」でもてなした。最後は今回参加した調布の子どもたちやスタッフで福島の子どもたちを見送った。
参加した岩瀬FCの少年は「調布のチームはパスが速くて、シュートも打ってきて対戦していて面白かった。調布に来てよかった」と笑顔で調布を後にした。同プロジェクト実行委員会代表幹事で、自身の酒販店でも「石ノ森萬画館グッズ」を販売し復興支援している山口昌之さんは「これで終わりにしては意味が無いので、これからは若い人たちが上に立ってもらい続けていければ」と期待を託す。