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調布・深大寺で「俳句会」復活へ-11月開催、作品募集

古くから数多くの人が歌を詠みに訪れる深大寺

古くから数多くの人が歌を詠みに訪れる深大寺

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 深大寺(調布市深大寺元町5、TEL042-486-5511)は現在、11月に行う俳句会の投句者を募集している。

深大寺には数多くの句碑が建てられている。写真は中村草田男「萬緑の中や 吾子の歯 生え初むる」(関連画像)

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 同寺は古くから多くの人々が吟行に訪れる地にあり、数多くの著名人の句碑が建てられていることから、同寺主催の俳句会が待ち望まれていたが、八十八世住職が在位3年目を迎えたことを機会に初めて開催が決まった。

 同寺では明治、大正時代から庶民による俳句会が行われていた。昭和になると高濱虚子、中村草田男などの「ホトトギス」を代表する俳人たちも好んで訪れるようになり、今もなおインスピレーションが湧く地として、俳人、歌人など多くの風流人が吟行に訪れている。 

 境内には、中村草田男「萬緑の中や 吾子の歯 生え初むる」、高濱虚子「遠山に 日の當りたる 枯野哉」をはじめ、石田波郷(はきょう)、安東次男(つぐお)、星野麥丘人(ばくきゅうじん)、清水比庵(ひあん)など、著名な俳人や歌人の句碑・歌碑が14基あり、これらの碑を巡る観光客の姿も見られる。

 季題は深大寺周辺、秋季句で、未発表の五句を原稿用紙に記入。締め切りは9月30日(必着)で、会費は1,000円。選者は黒田杏子さん(「藍生(あおい)」主宰)、坊城俊樹さん(「花鳥(かちょう)」副主宰)、水原春郎さん(「馬酔木(あしび)」主宰)。俳句会、選評俳話は11月6日に行われ、投句者のみ出席可能。応募者多数の場合は抽選となる。

 申し込みは、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、電話番号を明記し、9月30日(必着)までに現金書留で深大寺へ郵送するか寺務所へ持参する。問い合わせは深大寺寺務所(TEL 042-486-5511)まで。

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