8月3日、調布市史上初の関取となった「皇風(きみかぜ)」(=尾車部屋)が、尾車親方と調布市を表敬訪問した。お祝いのセレモニーが開催された庁舎2階のロビーは市民や市職員の大きな拍手とともに祝賀ムードで包まれた。
調布市観光案内所に作られた「皇風」関応援コーナー。相撲界に入るきっかけとなった、自身の「わんぱく相撲」の写真を懐かしく眺める皇風関(関連画像)
会場は皇風関を一目見ようと駆け付けた市民や報道関係者約150人で熱気にあふれ、「皇風」さんが登場すると、大きな拍手と歓声が起こった。
長友貴樹調布市長は「今回の素晴らしい業績は市民にとってうれしいニュース。9月場所からも快進撃をして、市民に引き続き明るいニュースを届けて欲しい」と激励。尾車親方は「『江戸の大関より故郷の三段目』という言葉があるように、地元の応援が一番大事。みなさまの応援に応えられるよう、しっかり指導していきたい」と。皇風関は「一所懸命に取り組むことが応援してくれるみなさまへの一番の恩返しと思っている。普段から努力を重ね、1つでも勝ち星をあげていければ」と今後の抱負を語った。
調布では皇風関の後援会設立準備が進められており、今月24日に後援会発会式および十両昇進、幕下全勝優勝祝賀会が予定されている。