調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)で9月5日、「公益とは何か?~公益法人制度改革を考える~」が開催される。主催は調布青年会議所。
公益法人パネルディスカッションのチラシ。「公益法人とは何かを考える」(関連画像)
「財団法人」格や「社団法人」格を持つ団体は、「公益財団法人」か「一般財団法人」、「公益社団法人」か「一般社団法人」を選択し、2013年11月までに申請しなければいけないという「新公益法人制度」を受けて実施される。
パネルディスカッション形式で行われ、富士福祉事業団理事長で、東京ボランティア・市民活動センター運営副委員長、調布市市民活動支援センター副運営委員長を務める枝見太朗さん、調布市市民活動支援センターの前センター長で、同会議所第29代理事長の金子日出澄さん、現理事長の原島秀一さんの3人が意見を交わす。
同会議所で委員長を務める、担当の嵐祐子さんは「公益事業を行うさまざまな団体に、あらためて『公益とは何か』を考えるきっかけを提供したかったのと、私たち『青年会議所』が今後公益団体として事業を行っていくうえで、パートナーである市内外の皆さまに、私たちがどのような団体かを知っていただきたく企画した」と開催の経緯を話す。
9月22日には、調布のコミュニティービジネスを推進する団体「調布アットホーム」主催で「~市民活動の自立運営を考える勉強会~『NPO法改正と新寄付税制』」が開催される。
同勉強会は、今年6月に成立し、税優遇のある認定NPOの申請要件を緩和した「改正NPO法」と、寄付者に40%の税額控除がある「新寄付税制」の解説に加え、法人格の取得を望む市民団体にとって、NPO以外にも選択肢があることも言及。講師は同じく枝見太朗さんが務める。
担当する杉山裕子さんは「地域で活動している人と一緒に、団体運営について考える機会を作りたいと思って企画した。これをきっかけに、地域のために活動する団体が増えたり、今ある団体が一層、力を発揮できたりするようになれば」と話す。
パネルディスカッションの開催時間は19時~21時。入場無料で、定員106人。勉強会は19時~21時。受講料2,000円。先着40人。要事前申し込み。いずれも、詳しくはホームページで確認できる。