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調布パルコに紙ものと印刷の店「手紙舎」-「手紙社」が期間限定出店

調布パルコ4階メンズフロアに異空間出現。内装にも手紙舎らしいこだわりが

調布パルコ4階メンズフロアに異空間出現。内装にも手紙舎らしいこだわりが

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 調布パルコ(調布市小島町1)に12月2日、紙ものと印刷の店「手紙舎」が限定オープンした。

「かわいい印刷」のリーダー、セソコマサユキさん。セソコさんをはじめ手紙社のスタッフが印刷相談にものる(関連画像)

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 出店したのは、西つつじヶ丘に事務所を構える「手紙社」。雑誌・書籍編集、ウェブ制作を手掛け、古本と雑貨を販売するカフェ「手紙舎」を事務所に併設している。同社は、全国の作家たちが集まる野外マーケット「もみじ市」を市内多摩川河川敷で開催し約3万人を動員。今年は、味の素スタジアムを借り切り「カフェ&ミュージック フェスティバル」を開催するなどのイベント・プロデュースでも注目を集める。同社では、雑誌・書籍の取材で全国を歩いて出会った作家を「ものづくりびと」と呼び、店舗やイベント、ウェブなどで紹介してきた。そうしたセンスに共感するファンが年々増えている。

 今回の出店は、調布パルコからの熱いラブコールで実現した。「地元の人に愛着を持ってもらえる店づくりのため、テナント情報を収集」する中、「手紙舎」のことを知ったのが昨年の冬。その後、震災後に行ったチャリティーイベントなどで検証を重ねてきた。そのセンスの良さはもとより、独自の価値観が確立されていることや、それに共感する人(=客)との距離の近さに大きな魅力を感じたという。トライアルとして3日間限定の販売とワークショップイベントを実施したところ、動員・売り上げ共に目標を上回り、出店につながった。

 誘いを受けた手紙社の北島勲さんは「これまでマイナーにやってきた手紙舎が、メジャーなパルコでそのイメージを保(たも)てるかなど、相当思い迷った」という。議論の末、手紙舎の価値観を評価し、大切に扱ってくれる調布パルコに応じようと意見がまとまり、出店を決めた。

 店頭は、20~40代の女性を中心に連日にぎわいを見せている。手紙社にとって、これまでのところ6割がその存在を知らなかった新規客であることが収穫。パルコにとっては手紙舎の魅力で20代の来店が増えると期待している。

 取扱商品は手紙舎が開催している「紙ものまつり」でおなじみのイラストレーターやデザイナーによる雑貨のほか、カフェのBGMとして人気を博している音楽レーベル「333DISCS(サンサンサン・ディスクス)」の全CDなど、ほかにはないセレクトで展開。「古道具あきすけ」とのコラボで、商品の陳列に使っている棚や飾りのほとんどが販売対象の古道具。ほかに印刷物の相談や人気作家によるイベントなども開催予定。

 営業時間は10時~20時30分(金曜日は21時まで)。営業は2012年2月29日まで。

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