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調布で「お小遣い講座」-子どもの体験型金銭教育

手作りのチラシで参加をよびかける主催者、小森美奈子さん

手作りのチラシで参加をよびかける主催者、小森美奈子さん

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 おやつに食べる「どら焼」を調理する体験を通じて、お金の使い方について親子で学ぶ講座が、3月24日、調布市市民プラザあくろす(調布市国領町2)で行われる。

親子の上手なお買いもの&クッキング講座のチラシ

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 参加者は子ども用の財布を用意し、中に500円を入れて子どもに持たせる。調理するために必要なものをそれぞれがスーパーで購入する体験をしてから調理実習を行うプログラム。ファイナンシャル・プランナー、清田裕理さんが3児の母としての経験や生活感覚を生かして開発したプログラムで、「ウオンツ」と「ニーズ」を意識するよう指導する。

 講座を企画したのは、同市内在住の小森美奈子さん。自身の子どもが小学生になり、初めてお小遣いを持たせるとき、使い方を理解させるのに苦労したことから、何か楽しい体験を通して金銭教育ができないものかと考え、清田さんの講座を開催することを思いついたという。

 父親の育児参加を促す講座も行ってきた小森さんは「これまでの講座は父親が子どもと向き合ういい機会になったが、楽しい調理体験で終わってしまう傾向があった。母親も一緒に学ぶことで、普段の生活の中で子どもにかける言葉が変わってくる。お小遣いを始める前に、ぜひ家族みんなで体験してほしい」と話す。

 同講座は、昨年設立された「調布市子ども基金」の初の助成事業の一つに選ばれ、参加費無料で開催。対象は「小学生以上の子どもと親」で、父親でも母親でも参加できる。

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