調布市内から「ダイヤモンド富士」-今冬の好機、迫る

2004年2月4日に多摩川市民広場で熊澤孝昭さんが撮影した「ダイヤモンド富士」。撮影データ、カメラはマミヤRB6×7、レンズは360ミリ、2倍テレプラス使用。F22、30分の1、フイルムはfuji50ベルビア。

2004年2月4日に多摩川市民広場で熊澤孝昭さんが撮影した「ダイヤモンド富士」。撮影データ、カメラはマミヤRB6×7、レンズは360ミリ、2倍テレプラス使用。F22、30分の1、フイルムはfuji50ベルビア。

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 富士山頂に朝日や夕日が重なり、太陽光がダイヤモンドのように輝いて見える現象「ダイヤモンド富士」が、今年も調布市内から楽しめる時期になった。「ダイヤモンド富士」の見られる場所と時間は年によって異なり、今年は1月29日から1週間ほどかけて市内の北から南に観賞ポイントが移動していく。

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 富士山頂に太陽が沈む時刻は、同じ場所でも見る高さによって異なる。「富士山写真道楽」サイトを運営する熊澤孝昭さんが多摩川土手の標高を基準に計算したところ、29日は府中市と調布市の境で16時49分ころダイヤモンド富士になる。富士山頂からの延長線上なら同じ時刻に見られる計算だが、通称「はけ」と呼ばれる崖線の上やマンションの高層階ではずれる可能性もある。近所の公園など自分の見たい場所でダイヤモンド富士を楽しむには、2~3日前からチャレンジすると確実だという。

 長年にわたり同市や関東各地でダイヤモンド富士を撮影している熊澤さんは「美しいダイヤモンド富士を撮るためには、時間と場所と天候がそろわないといけない。特に、私の使用するカメラはフイルムを巻き上げる手間が多くかかるので、シャッターを切るタイミングを計るのが難しい。だからこそ、満足のいく作品が撮れたときにはとてもうれしい」と話す。また、「太陽と富士山という自然が作り出す美しい風景を多くの人に楽しんでほしいので地図を参考にしてみてください」(同)とも。

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