東京都調布飛行場(調布市西町、TEL 03-3854-1545)で10月21日、多摩や島しょの文化交流と飛行場への理解を深めてもらうことを目的に「第17回 調布飛行場まつり」が開催される。
普段は立ち入り禁止の駐機場や格納庫の一部が一般公開され、小型飛行機(セスナ機・ヘリコプター)を間近で見られる貴重な機会とあり、航空機ファンや親子連れなど毎年2万5000人以上が来場しにぎわう。
同飛行場の歴史を紹介するコーナーでは昔と今の写真パネルを展示し、かつて軍事用滑走路が伸びていたことや、現在は第2会場の「武蔵野の森公園」に戦跡モニュメントとして保存されている軍用機を空襲から守る格納庫「掩体壕(えんたいごう)」を紹介。現在は飛行場周辺が災害時の防災拠点としての役割を果たすことを紹介し、パトカー・白バイ・消防車など「働く車」の展示や、東日本大震災復興支援ブースの出展などを予定する。
広い場内ではバスによる見学ツアーやスタンプラリーを開催し、葛西臨海水族園から運ばれた水生動物による移動水族館「ふれあいコーナー」も開設。特設ステージでは「調布・府中よさこい踊り」「大島スーパーあんこ娘」などの郷土芸能を披露する。「島と海のゾーン」では島しょの特産品を、「武蔵野の森ゾーン」では多摩の物産品を販売。「飲食ゾーン」では自治会や町内会が模擬店を開く。
当日は先着1万人に抽選券付き会場案内図を配り、往復ペア航空券(調布-大島・新島・神津島)や小型飛行機体験搭乗、操縦訓練用シミュレーター体験、管制塔の見学が当たる抽選会を行う。
開催時間は10時~16時。入場無料。荒天中止。