仙川のプラザ・ギャラリー(調布市仙川町1、TEL 03-3300-1010)が開設25周年を迎え、1年間にわたって記念展「人・街・アート re-mix」を行う。第1期は1月12日から、「自画自讃-新たな物語づくりのために」をプラザ・ギャラリーと東京アートミュージアムで開催する。
プラザ・ギャラリー開設25周年を記念し、1年間にわたって記念展「人・街・アート re-mix」のチラシ
プラザ・ギャラリーは1988(昭和63)年、伊藤容子さんが代表になり「アートのある街」を目指し京王線仙川駅近くに開設。都市開発計画により再構築され、現在は北プラザに「プラザ・ギャラリー」「ミュージアム・ショップTAM」、南プラザに「プラザ・ギャラリー」「サジオ」、安藤忠雄建築研究所が設計した「東京アートミュージアム」で構成される。
同展は1年を4期に分けて、5人の実行委員がそれぞれ企画する。代表の伊藤さんは「25年間の総括と、未来に向けた発展的な展覧会になるだろう。今年はぜひ多くの人に足を運んでいただきたい」と呼び掛けている。
第1期は松永康さんの作品で、NPO法人コンテンポラリーアートジャパンの協力を得て展示。プラザ・ギャラリー会場では同12日~27日に飯島浩二さん(南パティオ)とタムラサトルさん(北プラザ)、2月2日~24日に内倉ひとみさん(南パティオ)と金沢健一さん(北プラザ)、3月2日~24日に小高一民さん(南パティオ)と高橋理加さん(北プラザ)の作品をそれぞれ展示。東京アートミュージアム会場では、1月12日~3月24日に篠原有司男さん、1月12日~27日に飯島浩二さんとタムラサトルさん、2月2日~24日に内倉ひとみさんと金沢健一さん、3月2日~24日に小高一民さんと高橋理加さんの作品をそれぞれ展示する。
担当者は「今回の展示は作品を見せるだけでなく、作者がパフォーマンスなど何らかの形で作品と関わることを条件としている。これは、作者が関わることで作品が完成するということではない。作品は作品として完結しているが、そこに作者が介在することでその意味合いをダイナミックに押し広げていくことを期待している。自律した作品と作者によるコラボレーションとも言えるだろう」と語る。
プラザ・ギャラリー会場の開館時間は10時~18時30分。水曜休館。入場無料。東京アートミュージアム会場の開館時間は11時~18時30分(入館は18時まで)。月曜~水曜休館。入館料は、一般=500円、大学生・高校生=400円、小中学生=300円。