「夢のある街のたいやき屋さん 西調布店」(調布市下石原1、TEL 042-439-6136)は現在、たい焼き誕生100年を記念して「桜道明寺たいやき」を限定販売している。
たい焼きは、1909(明治42)年創業の浪花屋総本店(港区)が「きんつば」をヒントに、縁起物だが庶民には手の届きにくかった「鯛(たい)」をモデルに作ったのが始まり。「縁起のいい『鯛』からご利益をあやかりたい」という願いで生まれたことから、同店は「たい焼き生誕100周年記念企画」として自家たきあんこと南伊豆大島産の桜の葉を添えた「桜道明寺」(160円)の販売を始めた。
2007年9月にオープンした同店。店舗面積は約8坪で、店内にたい焼きを食べるスペース2席も用意。休日には800~1,000個を販売するという定番メニューは、「つぶあん」(130円)、「お好み焼き」(160円)、「カスタード」(140円)。約1カ月おきに季節限定商品を販売している。
同店は宅配弁当、たい焼きなどの店舗展開をするファンシーコーポレーション(渋谷区)のフランチャイズ加盟店。「世界一のおいしいたい焼きと世界一の笑顔の頂上を目指して昇り続けたい」と話す店長の川合澄枝さんは、福祉ベンチャーパートナーズ(千代田区)の社員でもあり、「障害者雇用が街の中で当たり前の世の中になってほしい」と、あえて障害者雇用を強調せずに営業している。
営業時間は、平日=10時30分~19時、土曜・日曜・祝日=10時~19時。「桜道明寺たいやき」の販売は4月15日まで。