調布で「ケベック映画祭」初開催へ-「キンダー・フィルム・フェス」は2回目

配布されたチラシ。

配布されたチラシ。

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 調布で、子ども向けの良質な映画を紹介する「キンダー・フィルム・フェスティバル」(8月)と、モントリオール映画祭で知られるケベック州ゆかりの作品を上映する「ケベック映画祭in調布(仮称)」(9月)の開催が決まり、準備が進められている。メーン会場は「文化会館たづくり(調布市小島町2、TEL 042-441-6111)」。

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 「キンダー・フィルム・フェス」はキンダー・フィルム(世田谷区)が事務局となり、日本の子どもたちとその親に向け、同映画祭に出品された映画やアニメを中心に同フェス実行委員会が厳選した良質な作品を上映するもの。昨年も調布で開催され、実行委員に女優の戸田恵子さんを迎えるなど、よりイベント性を高め約8,000人の動員を記録した。

 「ケベック映画祭in調布(仮称)」はケベック州から企画・運営を持ちかけられた同事務局が調布市を推薦したことにより実現した。昨年10月には主催者のケベック文化産業促進公社代表が調布市長友貴樹市長を訪問するなど、初開催に向け準備が進む中、3月7日・8日に開催された「調布映画祭」会場でもポスターやチラシを配布した。

 両フェス・プロデューサーの田平美津夫さんは「キンダー・フィルム・フェスティバル開催当初は650人の会場も埋まらなかったが、形を変えながら徐々に動員数を増やし、昨年は調布をメーン会場にしたことで大きな飛躍を遂げることができた。今年も自治体と協力しながら「映画の街」としてもっと市民にもアピールできる新しい試みを増やしたい」と話す。「ケベック映画祭についても、ケベックの俳優や監督がかかわった優れた作品選び、幅広い年齢層が楽しめる映画祭にしたい」とも。

 8月に開催される同フェスでは、アカデミー賞短編アニメ映画賞受賞作品「ペーターとおおかみ」の上映が決定しているほか、声優によるライブ吹き替え上映、映像作りや声優体験のワークショップなどのプログラムも予定する。9月の同映画祭にもすでに応募作が80作品以上集まっており、長編数本と短編10本程度に絞り込んで上映する予定。

開催期間・会場は、「キンダー・フィルム・フェスティバル」=8月9日~12日(会場=青山円形劇場・こどもの城)、8月20日~23日(会場=文化会館たづくり)、「ケベック映画祭 in 調布(仮称)」=9月24日~26日(会場=文化会館たづくり)。

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