調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)で現在、調布市内の廃材を活用したアート展「クリエイティブリユースでアート!-市内の端材や廃材をアートな目線で見直そう-」を開催している。
1月11日・12日に開催した「廃材カード」制作のワークショップの様子
「クリエイティブリユース」とは、物を廃棄するのではなく、人のクリエーティビティー(=創造性)を使って生まれ変わらせる取り組み。同展では、多くの美術プロデュースを手掛け、「クリエイティブリユース」を提唱する大月ヒロ子さんを総合プロデューサーに迎え、調布市内の端材や廃材をアートにした。
大月さんは武蔵野美術大学造形学部卒業、板橋区立美術館学芸員を経て、1987(昭和62)年にイデア(世田谷区)を設立。東京国立近代美術館客員研究員や大阪府立大型児童館ビッグバン総合プロデューサー、グッドデザイン賞審査委員などを歴任したほか、企画開発や運営コンサルタント、ハンズオン展示、人材育成などを手掛けている。また、コミュニケーションを誘発する新しい遊び場のデザインにも取り組み、日本初のクリエイティブリユースの拠点「IDEA R LAB」(岡山県倉敷市)を2013年夏に開設した。
同展では1月11日と12日に開催したワークショップで大月さんと参加者が同市内を歩いて廃材を収集し、並べ方を工夫して撮影、制作したアート「廃材カード」を展示するほか、廃材を整理してケースに詰めたアート空間を演出する。収集した廃材や端材は今後、市民やアーティストの作品素材として活用していくという。
開催時間は10時~18時。2月9日まで。1月27日・28日は休館。