AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」に合わせてダンスを踊りご当地PRする動画が全国的に広がりを見せる中、調布版の動画が完成し、3月7日にユーチューブで公開された。
動画を制作したのは電気通信大学3年生の齊藤勇記さんと脇田英さんで、昨年12月に齊藤さんが提案したことをきっかけにプロジェクトをスタートさせた。手探りの状態から出演交渉を始め、賛同をもらえず難航する中、趣旨や目的を丁寧に説明していき、徐々に協力する市民を増やしていった。
市内の撮影箇所は深大寺や商店街、企業や店舗など47カ所で、出演者は約330人。齊藤さんが動画編集、脇田さんがサイト制作を担当し、撮影時には2人が出演者にダンス指導も行った。
齊藤さんは「この企画を始めた時は、本当にこのままのペースで終わるのだろうかという不安で一杯だった。最後の最後まで粘ったことで出演いただけた方もいたので、交渉を続けて良かったと思う。初めは照れて踊りそうもなかった人が、実際に踊った後に『楽しかった』と言ってもらえたことが何よりうれしく、東京という大都会で温かみのある方々に会えたことが一番の発見だった。皆さんの協力のおかげで完成したので、踊った方も踊っていない方も全ての方に楽しんでいただければ」と話す。