仙川のプラザ・ギャラリー(調布市仙川町1、TEL 03-3300-1010)で7月4日から、上野彰子さんの作品展「しょうかする」が開催されている。
上野さんは1983(昭和58)年大阪生まれ。金沢美術工芸大学美術工芸学部工芸科を経て、2010年武蔵野美術大学通信教育課程造形学部油絵学科版画コースを卒業。同年「第7回大野城まどかぴあ版画ビエンナーレ展」に入選して以降、さまざまなコンテストで入選している。同年から個展を開き、同ギャラリーでは2012年開催の「日々の累積」に次ぎ2回目となる。今回の展示では「幻影採集 26」など、41点を展示している。
上野さんは「前回のから3年たち、少しずつ意識が変わった。ひとつひとつを咀嚼(そしゃく)し、飲み込み、『消化』し、そして『昇華』したいと思うようになった。受け入れ難いものもいつかは納得していくしかない。ただ、『受け入れるしかない』と思うか、『受け入れられる形にしたい』と思うかで、意識は大きく異なる。受け入れるしかない現実に変わりはないが、受け入れ方は選択できると思う。前回の展示と変わらない部分、変わった部分を楽しんでもらえれば」と話す。
隣接のギャラリー「サジオ」では、根をテーマにした彫刻「平林洋展」を同時開催している。
開催時間は10時~18時30分。水曜休館。いずれも入場無料。今月26日まで。