仙川の「プラザ・ギャラリー」(調布市仙川町1、TEL 03-3300-1010)で現在、「菊池敏直展 MINE-Yama」が開催されている。
菊池さんは1953(昭和28)年東京に生まれ、東京芸術大学を卒業。1986年・87年にシュツットガルト造形芸術大学に留学し、シャフラー教授クラスで石版画を研修した。日本やドイツなどで展示会を開いている。
展名の「MINE-Yama」は菊池さんのアトリエ近くにある峰山のこと。地域で神聖な山として親しまれ、今作品のモチーフになっている。展示は、メーン作品「MINE-Yama」(2009年制作、紙に色鉛筆、水彩)など2点のほかアクリル画の小品24点。
菊池さんは「絵画観の原点である『モン・サン・ヴィクトワール』(セザンヌ)と、景色としてずっと見ているこの山が、自分の中で20年間しこりのようにある『感覚』と関係していると近ごろ感じるようになった。こうなるともう制作のテーマとするよりほかはなかった」とコメントしている。
開館時間は10時~18時30分。水曜休館。入場無料。2月28日まで。