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調布で「第三の居場所」について考えるパネルディスカッション 調査報告も

調布市民活動支援センター「居場所探訪プロジェクトチーム」の皆さん。中央がリーダーの村上むつ子さん

調布市民活動支援センター「居場所探訪プロジェクトチーム」の皆さん。中央がリーダーの村上むつ子さん

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 「居場所探訪プロジェクト報告会」が7月6日、調布の市民活動支援センター(住所、TEL 042-443-1220)で開催される。

居場所の1つ、深大寺東町の「深(じん)」。デジタル機器による健康測定やスマホ相談ができるほか、パンの製造・販売や調布店舗のコーヒーや紅茶も提供

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 同センター運営委員会の企画として、2021年に発足した同プロジェクト。サードプレイスともいわれる、自宅でも仕事場でもない「第三の居場所」の重要性が注目されてきた中、同委員会では市内に増えつつあった居場所を2021年10月から2年半にわたり取材。その報告も兼ねて同イベントを開く。

 基調講演では東京都立大学人間社会学科の室田信一准教授が、居場所の大切さや市民生活との関係性について話す。パネルディスカッションでは「しばさき彩ステーション」の大木智恵子さん、「川の図書館」の熊谷沙羅さん、「POSTO」の田中東朗さん、おのおのが運営する居場所について紹介し、各居場所の利用者からも訪れたきっかけや過ごし方などの話を聞く。最後に参加者間で感想や意見などを述べ合うグループトークも行う。

 同プロジェクトのリーダーを務める村上むつ子さんは「このプロジェクトはコロナ禍で『居場所』という言葉が改めて見直される頃に始まった。行政でも民間ビジネスでもなく、市民が自らのイニシアチブで集う場所を作り、活動していることに注目し、市内約20カ所の『居場所』を探訪し、話を伺った。皆さんの心意気や行動力から、多様で独創的な活動を自由に展開していることを学び、地域にはものすごい底力があり、これこそが市民社会を支えていると実感した」と話す。

 開催時間は13時30分~16時30分。要事前申し込み。同施設とウェブサイトで受け付ける。

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