天体ショーや宇宙イベントを紹介しながらその仕組みや楽しみ方を解説する天文講座「大人のための星空入門」が1月18日と2月9日、府中市郷土の森博物館(府中市南町6、TEL 042-368-7921)プラネタリウムで開催される。
同館担当者によると、「『プラネタリウムは子ども向けの施設では』という声を時折耳にし、もっと大人のお客さまにも気軽に利用していただきたいと思い企画した」という。2018(平成30)年の全面改装以来、天文講座の開催は初めて。
1月は「2025年オススメの天体ショー」と題し、土星の環(わ)の消失現象や皆既月食などを紹介する。限られた時しか見られない天文現象が起きる仕組みをプラネタリウムで分かりやすく解説。初心者でも楽しめるように、観賞ポイントのアドバイスも行う。
2月は、府中市制施行70周年にちなみ過去70 年間に起きた「歴史に残る宇宙イベント」を振り返る。これまでに日本人が発見した彗星(すいせい)や話題になった天文現象、人類初の月面着陸などニュースになった宇宙開発を紹介。
広報担当の鈴木さんは「星や宇宙に興味はあるが難しそうで敬遠していたという方は、この講座で今年の天文現象を学び実際に体験してみてほしい。入門編なので気軽に参加してもらえれば」と呼びかける。「『大人のための』としているが、天文に関心を寄せる学生も歓迎。当館では幅広い世代の人たちに星や宇宙に親しんでもらえる番組やイベントを企画し、皆さまの人生を豊かにするお手伝いをしたいと考えている」とも。
両日とも、開催時間は15時30分~16時20分(1日だけの参加可、未就学児の参加不可)。料金は1回につき、大人=600円、中学生以下=300円(各種割引・優待など利用不可)。博物館入館料が別途必要。チケットは専用サイトで販売する。当日券は9時から館内で扱う。