学ぶ・知る

調布・柴崎で「能登のお話会」 能登のリアルを伝え、全国行脚

「能登のお話会」過去の様子

「能登のお話会」過去の様子

  • 17

  •  

 石川県珠洲市在住の女性が能登のリアルを伝える「能登のお話会関東ツアー 能登の今 日本の未来」が2月24日、調布市柴崎駅前の「cafe AiR(カフェエアー)」(調布市菊野台1、TEL 090-6371-8635)で開催される。

「能登のお話会」オリジナルグッズなども販売

[広告]

 5年ほど前に関西から珠洲市に移住し、自宅兼地域交流の場として運営していた「さだまるビレッジ」を災害ボランティア活動の拠点として提供している竹下あづささんが、能登のリアルを伝える。昨年11月、同施設を拠点にボランティア活動を行った三鷹市在住の宇田川緑さんが発起人となり、関東ツアーの一環として同イベントを企画した。

 宇田川さんは、小さな子どもを連れてボランティアに赴いてもいいものかどうかを迷っていた時に、さだまるビレッジの活動を通じて現地の人の話を聞き、リラックスしてもらうためのボランティアもあると知ったという。実際に子どもを連れて珠洲市を訪れ、子ども食堂の手伝いなどを行った。地震発生から1年がたとうとしていた珠洲市では、崩壊した建物やがれきの撤去が進み、「空虚な光景が広がっていたが、現地の人々は暮らしにくい中でも元気に前を向いていて、強さを感じた」と言う。

 現地の人々と接する中、最も強く感じたのは「能登を忘れ去られたくない」という思いだったと言い、全国各地で能登のリアルを直接発信する「お話会」の重要性に共感。関東ツアーを行うと聞き、招待した。

 お話会では、メディアでは紹介されない能登のリアルや、「自然と調和した復興」を目指す活動の報告を予定し、後半には参加者との対話の時間も設ける。参加は予約優先で、申し込みは会場で受け付ける。

 宇田川さんは「ボランティアに行きたくても行けないと思っている方も多いと思う。現地の人と直接対話をして、状況を知ってもらえたら。地震は日本全国どこででも起こりうるので、その備えとして学ぶ機会にもなれば」と話す。 

 開催時間は15時~17時。参加費は1,000円。予約優先。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース