調布市の割りばしリサイクルグループ「くるりん」が集める割りばしリサイクルの本数が、7月1日に98トンになり、100トンの達成まであとわずかとなった。
同団体は1999年、市民が市内飲食店に協力を依頼しリサイクル活動を開始。年々回収量も増え、現在では市内の祭りやイベント、同市の市民活動支援センター(調布市国領2)や地域福祉センター(8カ所)などの公共施設でも回収を行っている。昨年2月にはフランスのテレビ局からの取材で海外に紹介された。
同団体は月1回、市内の菊野台地域福祉センター(調布市菊野台1)で段ボール箱に約4,000本の割りばしを封入し、50箱前後を小名浜合板(福島県いわき市)に発送している。7月1日の発送で53箱(約21万本相当)の800キログラムを発送し、100トン(2,700万本相当)までわずかになったことから、関係者はさらなる回収へと意気込んでいる。
設立当初からのメンバーである馬部美佐夫さんは「11年間続けてきて100トンという量は感慨深い。これからも『回収すれば資源。捨てればただのゴミ。』を合言葉に活動を続けていきたい」と話す。
回収対象は割りばしのほか、竹ばしも可能。軽く水で流すだけで回収可能。回収や箱詰めのボランティアも随時募集している。