調布の菜園レストラン「カムラッド」(調布市布田1、TEL 042-488-0411)で4月22日、「アカデミックレストラン~野菜がわかるときれいになれる~」が開催される。テーマは「武蔵野やさいと美人草」。ランチを食べながら野菜に関する講演を聞く。
同店が野菜に力を入れ始めたのは、社長の林卓(はやしたく)さんが同店のある武蔵野地域の野菜を食べて、そのおいしさを発見したのがきっかけ。「日本各地のさまざまなブランド野菜を東京に取り寄せて食べてみたが、それほどおいしいと感じなかった。」と林さん。そこで、近くの農家を訪ねたところ、その場で取ったブロッコリーを渡され、そのまま食べるよう言われた。「生でブロッコリーを食べたのは初めてだった。味が深く、そのおいしさに本当に驚いた。野菜は鮮度が一番だとあらためて気付かされた」。その後、近隣の農家を積極的に訪問し、現在は約20軒の農家と契約。2008年には、東京都では23区外で初めて日本野菜ソムリエ協会の認定を取得した。
当日はウエルカムドリンクも含めて全6品の野菜を使ったフルコースを提供し、野菜ソムリエ・西村有加さんやヘルシー料理研究家の小山美枝さんが講演を行う。料理には小山さんが名付けた「美人草」も多く使う。「美人草」(和名=水前寺菜)は九州や沖縄で多く栽培されており、カルシウムやポリフェノールが多く含まれているという。参加費は4,500円。
林さんは「地元で取れる本当においしい新鮮な野菜を、素材を生かして調理し提供する。有名な先生の講演や農家の方からおいしい野菜の育て方のお話もあるので、セットで楽しんでもらえれば」と話す。
開催時間は12時30分~15時。定員26人。申し込みはホームページで受け付けている。