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新島・伊豆大島の食材を使った料理や酒を提供するイベント、調布で開催へ

新島や伊豆大島の朝獲れの魚を調布飛行場経由で直送。昼の11時には市内飲食店に届く。写真は島の魚の刺身盛り合わせ

新島や伊豆大島の朝獲れの魚を調布飛行場経由で直送。昼の11時には市内飲食店に届く。写真は島の魚の刺身盛り合わせ

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 調布駅東口にある居酒屋「四季彩調風」(調布市布田4、TEL 042-490-4301)で、新島と伊豆大島の食材を使った料理や酒を提供するパーティーイベントが開催される。新島の食材を提供するのは4月22日、大島は5月20日。

記念パーティーが行われる「調風」の前で。写真中央の男性が代表の丸田孝明さん

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 新島や大島など、伊豆諸島の食材を調布に流通させることを目的とする「調布アイランド・プロジェクト」のスタートを記念して開催される同イベント。同プロジェクト発起人で、会の代表を務める丸田孝明さんは2年前、コミュニティービジネスの手法でまちおこしに取り組む団体「調布アットホーム」に入会。「調布飛行場を使えば30分~1時間程度で新島や伊豆大島などの魚や島野菜を調布に持って来ることができる。調布を島食材が楽しめる街にできるのでは」と同会で提案。賛同した同会のメンバーの協力を得て、調布市と各島との交流、島食材の流通が始まった。

 同イベントは昨年10月に開催を予定していたが、島の定置網に卵を持った「たかべ」が入るようになり、保護のため網を上げたことで魚を仕入れられなくなり中止に。4月から漁が解禁となり、再開することになった。

 提供する料理は「あしたばとおおさやの天ぷら」「あしたばのおひたし」など。従来は船による流通しかなく、柔らかな葉野菜や、足の早い魚は出荷できなった。島外には出荷していない、アメリカ芋を原料にした本格焼酎「島自慢アメリカ芋」も特別に提供。各島の漁業・農業関係者も招待し直接話を聞くことができたり、動画による島の紹介も行う。「くさや」などの加工品が当たる抽選会も予定。

 丸田さんは「大島や新島の関係者のみなさまに協力していただけるようになるまでは、大変なこともたくさんあったが、多くの方のおかげでここまで進めることができた。当日は、本当においしい島食材の料理を用意しているので参加してもらえれば」と話す。

 開催時間は16時~19時。参加費は4,500円。同プロジェクトのホームページで申し込みを受け付けている。

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