調布の祇園寺で花まつり-原発作業員の放射能被害に関する講演も

花まつりが開催される、調布・国領にある祇園寺

花まつりが開催される、調布・国領にある祇園寺

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 調布の祇園寺(調布市佐須町2、TEL 042-484-0811)で4月8日、恒例の「花まつり」(灌仏会(かんぶつえ))が開催される。花まつりは釈迦(しゃか)の誕生を祝う仏教行事。

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 当日は阿部恒世(あべつねよ)さんの講演会も開催。阿部さんは車いすの方のコミュニティー誌「wawawa」の編集長を務める傍ら、福島原発の作業員に最先端医療を届けるプロジェクトに取り組む。昨年8月に同寺で開催した「法灯会」で集まった義援金も同プロジェクトに送られた。

 当日は、11時法要、13時舞の奉納、その後、茶席とお菓子を提供。14時から阿部さんの講演会、15時からは護摩祈願が行われる。

 同イベントを主催する林田堯瞬(ぎょうしゅん)さんは「『花まつり』は毎年行っているが、講演を企画するのは初めて。放射能問題や被災地の貴重な話なども聞けるので、来場してもらえれば」と話す。

 同寺は深大寺と同じ満功上人の創建とされ、明治期に住職を務めた中西悟玄は日本野鳥の会設立者である中西悟堂師の養父。「板垣死すとも自由は死せず」という言葉を残した板垣退助が植えたことから「自由の松」と称される赤松があることでも知られている。

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