31回目を迎える調布市花火大会が8月24日に開催される。打ち上げ総数は約9000発で、東京で今年最後の大きな花火大会となる。

多摩川会場の様子。写真左奥が今回初めて販売された定員20名10万円の升席

　6月21日から市民先行販売を開始した有料席は、23日9時時点でイス席10席を残し、全席完売。「大人数で観賞したい」というニーズに応え、今回初めて用意された「座卓テーブル付き升席」（定員20人・10万円）も9升全てが程なく売り切れた。また、例年30万人近くが訪れるとあって、当日は、京王線が15時台から23時台にかけて相模原線を中心に通常列車の発着時刻を変更し、臨時ダイヤで運行する。また、調布駅・布田駅・多摩川駅と打ち上げ会場を囲むエリアで広く車両規制が実施されるため注意が必要。ホームページには、会場への経路も詳しく記載されており、「観覧マナーと合わせて事前に読んでほしい」と実行委員会では呼び掛けている。

　同花火大会開催にあたり、7月より「調布経済新聞」で実施した「花火大会をどこで見るか」について聞いたアンケートでは、集計数220で、1位は「自宅か知人、友人の家から見る予定」で73人（33.2パーセント）。次に「会場には行くけど無料の場所から・・・」で35人（15.9パーセント）。「会場の有料席でばっちり見るつもり」32人（14.6パーセント）と、積極的に観賞するとみられる人が63.7パーセントとなった。

　一方、調布市商工会では花火大会にちなんだ特別サービスやPRをするお店を紹介しているほか、同市産業振興課では17日から、第2回となる「デカ盛りウォークラリー」も開催している。実行委員会の担当者は「花火に合わせて、お店を紹介する企画を実施している。観賞前後には、ぜひ、市内のお店で買い物をしたり、食事したりしてもらえれば」と話す。

　雨天の場合は翌25日に順延。開催可否は24日10時から専用ダイヤル（TEL 0180-99-3226）で分かるほか、公式ホームページや防災無線などでも発表される。