調布パルコがクレストンホテル(以上、調布市小島町1)で11月13日、「チームで輝く★PARCO接客ロールプレイングコンテスト2013」を開催し、ベーカリーレストラン「バケット」が最優秀賞に輝いた。
パルコ(渋谷区)がショップスタッフ育成研修の一環として、2010年の仙台店初実施を皮切りに全国のパルコへ拡大を進めている同コンテスト。調布パルコでは初の開催となる。「チーム(ショップ)全体の接客力向上」をテーマに、ショップ内で接客トレーニングを日常的に行い、スタッフ同士のコミュニケーションが取れた、チーム力の向上を競う場として実施している。
同コンテスト前には、店長・スタッフ別の事前研修も実施したほか、予選として専門スタッフが客となりコンテストエントリー55店舗を覆面審査し、コンテスト出場25店舗を選出。1回戦と決勝戦では違うスタッフが出場することになっており、上位12店舗が決勝戦へ進んだ。
決勝戦の競技時間は6分。「ギフト探しのお客さまで、館内サービス、営業企画などのプラスの提案が必要なお客さま」を設定し、ロールプレーイングを実施。「一方的な商品説明ではなく、お客さまとの会話を楽しみながら、自然にお客さまのニーズを引き出し、自分の言葉でお客さまに合った商品を提案できているか」などを審査基準に、最優秀賞、優秀賞、パルコ店長賞が選出された。
決勝戦に出場し最優秀賞を受賞した「バケット」の宮本有佳さんは「緊張したが普段の接客ができた。フィードバックされた言葉を大切にしていきたい」と受賞を喜んだ。また、同店長・藤沢和隆さんは「『優勝できたのは僕の教育のおかげ』と胸を張って言えるように、これからも店を盛り上げていきたい」と話す。そのほか、優秀賞は「アンテシュクレ」「テチチ」、パルコ店長賞は「好日山荘」が受賞した。
競技終了後には、今後の売り場での接客に生かせるよう、研修講師から各出場者に対し、良かった点や課題点がフィードバックされた。また、今後はコンテスト未出場店も参加できる「フォロー研修」も実施し、良い接客が生まれた背景やコンテストで見えた課題点を共有し克服するロールプレーイングを実施していく。