調布市グリーンホール(調布市小島町2)で1月16日、コンサート「第九とみんなでわが町調布」が開催される。
調布市制施行60周年・調布市文化・コミュニティ振興財団設立20周年を記念して行う同コンサート。桐朋学園大学出身で、これまでに第32回サントリー音楽賞、2004年紫綬褒章、2010年旭日小綬賞、第56回毎日芸術賞などを受賞した飯守泰次郎さんを指揮に迎え、同大生による「桐朋学園オーケストラ」とともに公募で集まった市民約170人による「わが町調布合唱団」が、ベートーベンの第九と同コンサートのために編曲された調布市民の歌「わが町調布」をオーケストラ伴奏で混声合唱する。
出演は、バイオリン・徳永二男さん、ソプラノ・大橋ゆりさん、メゾソプラノ・竹本節子さん、テノール・伊藤達人さん、バリトン・与那城敬さん。曲目は、ワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から「第1幕への前奏曲」、チャイコフスキーの「バイオリン協奏曲ニ長調 op.35」、ベートーベンの交響曲第9番「合唱つき」から第4楽章。「わが町調布合唱団」の合唱指導は、同大音楽学部教授の谷茂樹さんが務めた。
同財団の阿部さんは「調布は地元に世界に冠たる音楽大学があるからこそ、音楽家たちが街にあふれている。音楽人材がそろい踏みの調布だからできるハイレベルな市民音楽家、音楽を育んでいる街、調布だからそろうソリスト、教師陣、まさにオール調布による『歓喜の歌』を聴いてほしい」と話す。
開催時間は14時~。料金は全席指定で、S=5,000円、A=4,000円、B=売り切れ、22歳以下=各席30%引き。未就学児の入場は不可。