調布・飛田給の観光農園「中村園」(調布市飛田給2、TEL 042-498-6212)で「ブルーベリー摘み」が行われ、近隣住民や夏休みの親子連れなどでにぎわっている。
同園では15年ほど前からブルーベリーの栽培を開始。約2000平方メートルの畑に300本を育てている。開園当時は15種類ほど植え付けたが、生育状況や味の良さなどから選別し、現在は「ブライトウェル」「オースチン」「オクラッカニー」「タイタン」の4品種を栽培。農薬や除草剤を使用せず有機肥料で栽培しており、同園のブルーベリーは東京都エコ農産物認証制度で「東京エコ100」に認定されている。
7月9日に始まった摘み取りは、同市民のほか他市からの来園者も多く、開園当時から毎年来るリピーターもいるなど、多いときは1日に200人が来園するという。「新鮮で知人に贈ると喜ばれ、ジャムも作るので毎年来ている」「2度目の来園。家族で摘み取りが楽しめ、近場で体験できるのもいい」と話す常連客や家族連れでにぎわいをみせている。
オーナーの中村さんは「安心、安全をモットーにオーガニックでおいしいブルーベリーを栽培している。夏休みを生かし子どもたちに収穫体験に来てもらえれば。低木なので小さなお子さんも楽しめる。当園では草が生えないよう足元にシートを敷いていて、摘み取りもしやすい」と話す。「摘み取るときは、大粒で色の濃いものを選ぶと甘くておいしい。冷蔵庫で冷やして食べると、えぐみが取れまろやかに。チルドだと2カ月程度保存ができる」とも。
開園は、水曜・土曜・日曜の7時~10時。入園無料。量り売り500グラムまで1,000円、500グラム以上は1グラム2円。8月23日まで(なくなり次第終了)。同園のブルーベリーは8月末まで、サウスゲートビルにあるJAマインズショップ調布(小島町2)でも販売する。