「映画のまち」調布市に9月29日、市民待望のシネマコンプレックス「シアタス調布」がついに開館した。
530席を備える「シアタス調布」最大スクリーン。立体音響技術を採用し今までにない臨場感を味わえる
同市は昔、東洋のハリウッドと呼ばれ、今でも数多くの映画関連事業者が営業を続けていることから「映画のまち」をテーマに市ではさまざまな施策を行ってきた。しかし、2011年に唯一の映画館「パルコ調布キネマ」が23年の営業を終え、閉館してからは多くの市民が映画館の誘致を熱望し、今回それが実現した。
同シネコンは、国内最多744スクリーンを展開するイオンエンターテイメントが運営する90番目の劇場で多摩地区最大級。プレミアムスクリーンではフランス・キネット社製の最高級シートをアジア圏で初めて採用。全36席で通常の2倍以上のゆったりとしたスペースを確保する。都内最大級の530席を備える10番スクリーンには東日本初の立体音響テクノロジーのシステムを設置。さらにイオンシネマ独自の音響システムと組み合わせたことにより、これまでにないサウンドや臨場感を楽しめるという。そのほか、128席を用意する6番スクリーンには、シートが映画に連動して動き、ミストや雨などさまざまな演出が施されている4DXを導入した。
9月29日と30日は通常映画がオープン記念感謝デーとして1,100円で鑑賞できる。話題の4DXはコミックで人気に火がつき、劇場版アニメ、テレビ版アニメも上映、今回実写版が制作された「亜人」などを上映(追加料金1,000円)する。グランシアターでは「ラ・ラ・ランド」などを上映する(3,000円でワンドリンク付き、3D作品の場合は追加300円)。そのほか、毎月1日や月曜、早朝や深夜、55歳以上の人に加え、夫婦どちらかが50歳以上の人が2人で鑑賞する場合など、各種割引が用意されている。チケットは鑑賞日の2日前から購入可能。