狛江駅近くにある「泉の森会館」(狛江市元和泉1)2階ギャラリーで現在、浮世絵展「【斎藤文夫コレクション】浮世絵にみる多摩川と武蔵国の記憶」を開催している。
多摩川にちなんだ浮世絵と、その流れをくむ近代の版画作品を4章に分けて展示
2015年に開催した狛江市制施行45周年記念事業「狛江市民花火大会」での川崎市との連携がきっかけとなり実現した同展。
「川崎・砂子の里資料館」の館長・斎藤文夫さんのコレクションから、多摩川にちなんだ浮世絵と、その流れをくむ近代の版画作品を4章に分けて展示する。
出展作品は、富士山を背景にした葛飾北斎の「冨嶽三十六景 武州玉川」や歌川広重の「今様六玉川の内 武蔵調布」、歌川国貞の「浮世六玉川 武蔵調布玉川」、喜多川歌麿の「風流六玉川 武蔵」など32点。
市観光協会事務局の海老原さんは「狛江市民をはじめ、多摩川流域に暮らす住民にとって多摩川はまさに『ふるさと』の象徴。斎藤先生からお借りした貴重な浮世絵をご覧いただき、歌麿や北斎、広重といった当時の絵師たちが多摩川にどのような思いをはせたのか、ぜひ感じていただければ」と話す。
開催時間は10時~16時30分(入場は16時まで)。10月25日まで。混雑時、入場制限の場合あり。自転車での来場不可。