イベント企画集団「調布企画組」が11月1日から、短冊をつなぎ、1本に長くつなげる「色輪っかプロジェクト」をスタートさせた。
調布の資源から色を選んで制作したオリジナルの「ちょうふ折り紙」
2014年に川崎市でスタートした同プロジェクト。南北に細長く、ベッドタウン的位置づけにある同市では地域愛が育みにくいと感じたことから、市民一人一人がそれぞれの思いを込めて20色の「かわさき色」の短冊をつなぐことで、「かわさき愛」を育みたいとスタートした。過去に4回、延べ1150を超える団体や店、イベントで協力を得て、1本につなげた「色輪っか」でビッグアートを制作。今年の7月には、多摩川河川敷で、約17万5千枚の色輪っかで6571メートルのビッグアートを完成させた。
調布市では、調布の資源から色を選んで制作したオリジナルの「ちょうふ折り紙」を用意。「深大寺だるま市」の赤色、國領神社の千年藤の藤色、深大寺銅造釈迦如来像の金色、布多天神社の緑色、「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクター「一反木綿」のグレーなどのほか、同活動に賛同した企業5社の「調布の企業カラー」を含めた「ちょうふの色」20色を決定した。
調布企画組が今月3日に開催したイベント「いろどりマルシェ」で「iroWakkaつなぎで共創アートワークショップ」を企画。短冊にメッセージを書き込み、色輪っかをつないだ。今後は、市内各所でつないだ色輪っかを回収し、1本の長いつなぎの完成とビッグアートの完成を目指していく。
調布企画組の長尾純平さんは「川崎市との交流がきっかけで、このようなプロジェクトがご一緒できたことがうれしい。今後は、調布の色を認知拡散させていくとともに、さまざまなイベントでiroWakkaつなぎを実施していきたい。次は11月16日はたらき方マルシェで実施」と話す。