日に日に寒さが増す師走、調布市内の公園や野川沿い、同市を通る甲州街道の並木など、市内各所で金色に輝くイチョウ、真っ赤に染まったモミジやカエデなど、紅葉が見頃の終盤を迎えている。
小春日和となった12月2日・3日の週末、野川公園(調布市野水)・武蔵野の森公園(西町)などの都立公園や野川沿いなどでは、一眼レフやスマートフォンを手に撮影する人、ウオーキングやジョギングをする人、落ち葉拾いをする家族など、さまざまに紅葉を楽しむ人の姿が多く見られた。
紅葉の見頃は、9月~11月の気温が低いと早まり、気温が高いと遅くなるという。都内の市街地では、紅葉がまだ見頃のスポットもある中、野川公園では落葉が始まり、ひらひらと金色の葉が風に吹かれ舞い落ちている。広場の大イチョウには太陽の光が当たり、木々の周りには散った黄葉がまるでじゅうたんのように敷き詰められている。絵画のような光景に、通りがかる来園者は足を止め、シャッターを切り続けるカメラマンも。
公園を散策に来ていた市内在住の男性は「12月に入ったので寒いかと思っていたが、日差しがあって暖かく、木々と光の美しさに感動した。紅葉を見に足を運んで良かった。調布は、身近にこのような素晴らしい公園があるのでうれしい」と笑顔を見せる。
今秋、人々の目を楽しませた紅葉は間もなく終わりを告げようとしている。