狛江市にある、ブラスト(本社:千代田区)の特殊造形スタジオ「ZEPPET(ゼペット)」が1月15日、愛犬をリアルな動物美術造型でオーダーメードできる「クローンワンコ」の注文受付を開始する。
最新の特種造型技術を用いて、実物の姿を忠実に再現する「クローンワンコ」©BLAST Lnc.
映像やデジタルコンテンツ、アトラクション施設などさまざまなエンターテインメント・プロダクツを企画開発している同社は昨年、「人の持つ技術を集結させて、生きているかのような動物アートを作ろう」と、リアルな実物大のシロクマの親子の美術造型シリーズ「Animals As Art」を手掛け、多くのメディアに取り上げられ、話題となった。剥製の廃絶と絶滅危惧種の保護を訴えることも制作目的の一つに掲げる。
戌(いぬ)年に合わせてリリースした「クローンワンコ」は、愛犬死後のペットロスに苦しむ愛犬家や存命中に愛犬の姿を残しておきたい愛犬家らを支えたいというコンセプトを基に企画。立体計測や生前写真を元に、最新の特種造型技術を用いて、実物の姿を忠実に再現する。
皮膚は、安全性の高いシリコンを採用し、動物の皮膚、脂肪により近い柔らかさになるよう独自配合し、毛をかき分けた時のリアルさや個々の特徴を再現。体毛は、毛の向き、長さ、密度を重視し、顔、耳、足の細部にわたり一本ずつ植毛する。眼球は、個々の特徴を極力再現するため、写真プリントした虹彩を使用するほか、肉球や爪など全てオーダーメードで3カ月かけて製作する。
価格は、チワワやトイプードル、マルチーズなど高さ30センチメートル以下のSサイズは300万円、ビーグル、コーギー、ブルドッグなどの高さ50センチメートルのMサイズは350万円、ジャーマンシェパードドッグやゴールデンレトリバー、シベリアンハスキーなど高さ90センチメートルのLサイズは400万円、セントバーナード、ロットワイラーなど高さ120千センチメートルのLLサイズは450万円(全て税別)。
現在、注文サイトはプレオープン中で、3月1日の正式開始と同時に受付分の実製作が開始される。