調布市が現在、受動喫煙防止対策を実施している飲食店「調布市受動喫煙ゼロの店」の登録を呼び掛けている。
ラグビーワールドカップ2019日本大会および東京2020大会に向けて、受動喫煙を防止する環境づくりを進めることを目的として、同対策を行う飲食店に「禁煙ステッカー」を無料配布するほか、市ホームページなどで店情報を掲載することで、受動喫煙がなく安心して食事ができる環境を促進する。
登録対象は、「店舗屋内禁煙」または「敷地内禁煙」の飲食店で、屋内の喫煙室の設置による分煙は認めず、加熱式たばこも禁煙の対象にする。対象店は同市に申請し、審査で「調布市受動喫煙ゼロの店」と認められれば、登録決定通知書とステッカーが交付される。
ステッカーは「店舗屋内禁煙」と「敷地内禁煙」の2種あり、いずれも日本語と英語、中国語、韓国語で「禁煙」と表記。サイズは、12.5センチ四方の「大」と6センチ四方の「小」を用意する。
同市健康推進課の松壽さんは「飲食店での受動喫煙の機会を減らすことで健康増進を図り、空気もきれいな禁煙の店であれば、お食事も一層おいしく感じられるはず。市民や来訪者の方々が禁煙の飲食店をお探し際にお役に立てるよう、より多くのお店に申請いただきたい」と話す。