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調布・神代植物公園で「春のバラフェスタ」 河津バガテル公園長講演も

昨年の「ばら園コンサート」の様子

昨年の「ばら園コンサート」の様子

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 バラの花が見頃を迎えた都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)で5月8日、バラにちなんだ講演会やガイドツアーなどを楽しむ「春のバラフェスタ」が始まった。

2009年度日本バラコンクール(JRC)金賞受賞、開園50周年記念で名前を一般公募し、2012年に新品種登録された「クィーン・オブ・神代」

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 同園の「ばら園」はシンメトリックに設計されたフランス式沈床庭園で、世界バラ会連合優秀庭園賞を受賞している。都内最大規模の広さを誇る1.6ヘクタールの敷地に、409品種・5200余株の春バラを栽培。同園の名を冠した品種「クィーン・オブ・神代」をはじめ、開園時から50年以上育てている大株や原種バラのコレクションなど貴重な品種が来場者の目を楽しませている。

 バラの花は朝かぐわしくなるため、来場者が最良の香りを楽しめるよう普段より早い8時に開園する(期間中の土曜・日曜)。19日と20日は、夕暮れのバラを観賞できるよう閉園時間を1時間遅い18時に延長する。

 伊豆半島東岸で1100品種・6000株のバラを栽培している「河津バガテル公園」(静岡県河津町)から園長を招き、バラの育て方を具体的に教わる講演会「バガテル公園長直伝。こうするから枯れる! やってはいけないバラ栽培」を開催。家庭での栽培方法や楽しみ方など、バラを育てたことがない人にもわかりやすく説明する(19日、13時受付、13時30分~15時30分、当日先着50人)。

 ガイドボランティアがばら園を案内する「ばら園ガイドツアー」を12日~20日に行う(10時30分~・13時30分~)。20日は、飯田有貴夫(ゆきお)園長による「朝のばら園ガイドツアー」も行う(8時45分受付、9時~10時、当日先着20人)。

 ばら園を眺めることのできるバラテラスでは6月3日までの毎日、ドリンクや軽食を提供する「バラのカフェテラス」を営業(10時~16時)。13日・20日・27日は、同所で「ばら園コンサート」を開き(11時~・14時~)、27日は「2017年度国際ばら新品種コンクール授賞式」も行う(13時~13時45分)。

 15日~20日は、植物会館展示室をバラで飾り香りの人気投票をする「春のバラ展」を行い、育て方など悩み相談コーナーも設置する。植物会館前の屋外特設展示場では、樹齢60年を超えるミニバラの盆栽やかわいらしいドールガーデンなどを展示する「春のミニバラ盆栽展」を行う。

 バラにちなんだ小物や苗木を販売する「ロゼマルシェ」をばら園周辺で営業(6月3日まで)。園内売店では、口の中でバラの香りが広がる「薔薇のシューアイス」(180円)や、バラの花がプリントされたチョコアソート「薔薇の花束絵柄ラングドシャ」(480円、6月3日まで、以上税込み)を販売する。

 同園によると「今年はいつもより開花が早く、すでにチャールストン、マジョレット、サマーサンシャイン、ロングアイランド、カクテルといった品種が花盛り」という。「早め足を運んで、バラの美しさと香りを楽しんで」とも。

 開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。月曜休園(祝日の場合は翌日)、5月14日は臨時開園。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住在学の中学生は無料)、小学生以下無料。全イベント参加費は無料。5月31日まで。コンサート・ガイドツアー・カフェテラス・マルシェは荒天中止。

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