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府中で「蓮を観る会」 2000年の眠りから覚めた「古代蓮」も

府中で暮らした大賀一郎博士にちなむ「大賀蓮」。「古代ハス」「2000年ハス」とも呼ばれる

府中で暮らした大賀一郎博士にちなむ「大賀蓮」。「古代ハス」「2000年ハス」とも呼ばれる

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府中市郷土の森公園(府中市是政6)の修景池(しゅうけいいけ)で6月30日、「大賀蓮」や「舞妃蓮」などさまざまなハスの花を観賞する「第58回蓮を観る会」が開催される。

約30種類のハスが栽培される府中市郷土の森公園の修景池。「大賀蓮」をはじめ、色とりどりの花蓮が咲く

 同池には約30種類の花蓮が栽培されており、毎年6月から8月にかけて次々に開花する。ハスは早朝に咲くため、優美な花を見ようと朝から訪れる人も多い。なかでも毎年注目を集めるのがピンク色の大輪を咲かせる「大賀蓮」で、別名「古代蓮」や「2000年蓮」とも呼ばれる。

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 同種は1951(昭和26)年、植物学者の大賀一郎博士のもと東京大学検見川厚生農場(千葉県)の古い地層から3粒のハスの実を発見し、自宅(府中市)で苦労を重ね1粒の発芽に成功、翌年奇跡的に花が咲いたもの。実を発見した地層より上方に埋蔵されていた丸木舟の破片をシカゴ大学原子核研究所で年代測定したところ放射性炭素年代測定で2000年以上前であることが分かり、ハスは弥生時代以前のものであると推定された。同種は、寿中央公園(府中市寿町2)のひょうたん池でも見ることができる。

 同鑑賞会は1959(昭和34)年から始まり好評を重ね、今年58回目を迎える。当日は、恵泉女学園大学名誉教授の箱田直紀氏による「花蓮の解説と大賀一郎博士の紹介」(7時30分~8時30分)のほか、ポスターの配布(先着50人)、うちわの配布(先着100人)、花蓮の種の配布、花蓮の絵はがきの頒布が行われる。

 関係者によると「大賀蓮はすでに多く咲き、ほかのハスも8月まで順次開花する」という。「これほど多くのハスが1カ所で見られるのは大変珍しいことなので、この機会に2000年の眠りから覚めた優雅で気品のある大賀蓮を眺めて」と呼び掛けている。

 開催時間は7時~9時(荒天中止)。参加無料。蓮の開花に関する問い合わせは、府中市都市整備部公園緑地課郷土の森公園管理事務所(TEL 042-364-7214)。「蓮を観る会」に関する問い合わせは、府中市生活環境部環境政策課(TEL 042-335-4315)まで。

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