調布駅近くの天神通りに7月19日、牛タン大衆酒場「牛タンいろ葉」(調布市布田1、TEL 042-483-1123)がオープンした。
店主の藤岡さん(左)と店長の清水光陽さん、天神通りで目を引く外観前で
同店は、大井町に本店を構え、都内に5店舗を展開する牛タン居酒屋。新橋や代々木など都心を中心に出店してきたが、駅前のにぎわいと、街や住民の雰囲気に引かれ、調布を選び出店した。店主の藤岡朋成さんは「都心の客層であるサラリーマンに加え、ファミリーやシニア層もターゲットにできるような郊外に出店したかった」と話す。
外壁と店内の壁や天井には、絵師が牛やモミジの絵を大胆に描き、「赤べこ」を使った呼び鈴や照明を飾るなど、独特の世界観で楽しさと大衆感のある雰囲気を演出。店舗面積は28坪で、66席を用意する。1階はカウンターとテーブル席、2階には座敷があり、「定食屋ではなく牛タン大衆酒場。週末の昼飲みにも使ってもらいたい」と藤岡さん。
一本買いするタンを余すことなく使った牛タンメニューが売りで、看板メニューの焼きタンは、「厚切り牛タン」(999円)と「霜降り牛タン」(1,399円)を用意。藤岡さんは「タン一本を仕入れて丸々使うため、価格を抑えられる。特に『霜降り牛タン』は希少部位なので、この値段で食べられる店は少ない」と言う。箸で切れるほど柔らかく煮込まれた「茹(ゆ)でタン」(999円)も名物料理。「牛タンは、仙台式に青唐辛子南蛮や白菜の浅漬けと一緒に食べてほしい」とも。
メニューはこのほか、串焼きの「牛タンネギ塩串」、「牛タンニンニク芽串」、「牛カルビ」などの牛串(各199円)、牛テールだしのおでん「牛タンねぎま」(199円)、「厚焼き玉子(たまご)」(各299円)や、タンの入った「いろ葉のポテサラ」(499円)、「牛タンつくね」(3個、499円)など、オリジナルのタン料理をラインアップ。「家族でゆっくり楽しんでもらいたいから」と調布限定で、おにぎり・焼きそば・ナポリタンから主食を、ハラミステーキ・タンバーグ・メンチカツからおかずを選べる子ども用ワンプレート(650円)も用意する。
ドリンクは、自家製塩漬けレモンをつぶしながら飲む人気の「塩レモンサワー」(490円)、ビール各種(450円~)、「ハイボール」(390円)、酎ハイ各種(390円)、「グラスワイン(赤・白)」、変わり種「牛タンサイダー」(以上490円)などを提供する(価格は全て税別)。
藤岡さんは「自慢の『焼きタン』『茹でタン』のどちらかはぜひ召し上がっていただきたい。サラリーマン、家族連れ、シニア世代など多くのみなさんにとって使い勝手の良い店になって、調布のみなさんに長く愛されるお店になれれば」と話す。
営業時間は、平日=16時~24時、土曜=13時~24時、日曜・祝日=13時~23時。