つつじヶ丘駅を最寄りとする住宅街に2019年4月、中高一貫校「ドルトン東京学園」(調布市入間町2、TEL 03-5787-7945)が開校する。
同校は、河合塾グループが新たに設立する男女共学の中高一貫校。敷地面積は約2万7千平方メートル。1学年定員100人で、6年後には全学年で生徒数が600人となる予定。自由なコミュニケーションが自然に行われるよう、校舎の各所に設けた「アクティブラーニングスペース」や、プレゼンテーション、演劇舞台、音楽ライブなどに対応する講堂など、設計の工夫や設備の充実も魅力だという。
「自由と協働」を方針とした教育メソッド「ドルトンプラン」に基づき、生徒が自分の学びを設計し、学んだことを発信していけるよう、生徒と先生が一緒になって課題を設け、生徒自らの力で考え、解決策を導いていくという思考型の教育を行う。
広報の高野さんは「先生も教えるだけではなく、メンターやファシリテーターとして生徒の自律的な学びを支援する立場で生徒と接していく。全ての生徒に対応が行き渡るよう、1クラス25人という少人数制指導も同校の特徴」と話す。
5教科・技能4教科に加え、生徒自らテーマを決めて学びを深める時間や国内での在日外国人との交流、海外でのホームステイプログラムなども予定しており、異文化や多文化の体験をする機会も用意する。
現在は月に2~3回ほどの見学会を実施中で、区内・都外からはもちろん、調布市内からの見学者も目立つ。高野さんは「調布は自然環境が豊かな地域。当校の周辺も木々が残っており、近隣地域の方々と周辺地域の自然を保全していくことを約束している。今後の構想として、自然環境を守っていく活動などを実施し、地域との関係を深めていきたい。またその活動自体が生徒の学びや地域資源を大切にする気持ちを育む機会となれば幸い」とも。