国立大学法人電気通信大学(調布市調布ヶ丘1)は10月7日から、創立100周年記念事業イベント「電通大展 in たづくり」を文化会館たづくりで開催する。
「電通大展 in たづくり」で展示される魚型バルーンロボット(左)、 アバター・ロボットアーム(上)、ヘビ型ロボット(下)
同大学は前身の社団法人電信協会管理無線電信講習所が活動を始めてから12月8日に100周年を迎えることから、一年を通してさまざまな記念行事を行っている。「電通大展 in たづくり」は大学の研究を紹介する体験型展示会で、多くの市民が気軽に参加できるよう調布市の協賛を得て大学キャンパスではなく文化会館たづくりにした。
7日は、エントランスホール(1階)でオープニングセレモニーを行う(13時~14時)。司会進行のアシスタントをヴイストン社製ロボットのSota(ソータ)くんとモバイルクリエイト社製のダンちゃん・ボールくんが務める。児玉幸子研究室による三次元CGを駆使した「インタラクティブ・ダンス・パフォーマンス『クロック(時計)』」の発表や、同大博物館「UECコミュニケーションミュージアム」所蔵の歴史的音響機器による演奏などさまざまなアトラクションが行われる。
8日からは北ギャラリー(2階)で3期に分けて各研究室が開発した成果物等の展示を行う。第1クール(9日まで)は内田雅文研究室による「魚型バルーンロボット」の披露や、田中基康研究室の「ヘビ型ロボット」の操縦体験、UECコミュニケーションミュージアム所蔵「モールス通信練習装置」でのモールス体験など。第2クール(11日~13日)は野嶋琢也研究室によるコミュニケーションする不思議な生物「りっかーたん」の紹介や、中鹿亘研究室の「音声変換システム」の実演、橋本直己研究室の「プロジェクションマッピング」紹介など。第3クール(14日~16日)は小泉直也研究室(Media Design Lab)による「CG映像」の披露や、楽力教育ロボメカ工房の酔っぱらい疑似体験装置「ふらっとFLAT」体験(15日を除く)、姜銀来研究室の「アバター・ロボットアーム」操作など。
関係者は「『来て!見て!体験して!』を合い言葉に、楽しみながら研究内容を知ってもらえるように企画した。理系の大学だか一般の人が身近に感じる展示を用意したので、多くの市民に来場してもらいたい」と話す。
時間は8日・13日・14日が11時~16時、9日・11日・12日・15日・16日が12時~16時(10日は休室)。展示コンテンツは予告なく変更の場合あり。入場無料。申し込み不要。